思いついたように旅に出る

すげーたまに更新する

えらいこと

いやあ、えらいことです。
とんだことなのです。
いつか来るものと知ってはいるものの、いざ来るとなると驚くものです。
何がって異動。

私の職業は、殊更にここで詳しくは言いませんが(生まれ持っての無責任さゆえ、私は個人情報の開示にかんしては極めて厳重です)、ひとつその特徴を述べるとするなら、ものすごく唐突に、日本中にある支社の何処かへ転勤が決まるのです。
そしてその配属先については、ほぼ全く飛ばされる本人の都合や心情については無関係に行われると思っていた方が自分のためであるみたいなとこがあります。

で、いま現在私は全くその例に漏れず縁もゆかりもない静岡に配属され丸2年が経った折。
一昨日出勤したら偉い人がいて私にこう言いました。

「11月から高知行って」

高知!

とはいえ私の心の半分は全く穏やかであったのです。
なぜかというと高知は私の母の故郷であるからです。
母の故郷である以上、そこは私の故郷でもあるのです。
つまりこの転勤はむしろボルベール〜帰郷〜とでも呼ぶべきもので、さらに言うならカルメン故郷に帰る的なものでもあるわけです。

ではなぜ半分は穏やかでなかったかというと、いま私の部屋はとても汚く、というか別にいまに限って汚いわけではなく、常にとっ散らかっており、そこをひとまず綺麗にしてから荷物を本やら服やら食物やらに分けた上で梱包し、それらを運ぶことを生業にしている人達から見積もりを取り、安いところで手を打ってその諸々を本社に送り手続きを取り
その傍ら飛行機を予約して高知に飛び内見を済まし部屋を決め…などなどのことを少なくとも今月中に行わねばならない、しかもその間勤務は勤務として普通にあるわけで、一言で言うとめんどくさい。しぬほど。

そんな気持ちが高ぶったあまり、伊豆長岡に飛び込み温泉につかり、いま無料のマッサージチェアで凝りを嫌という程ほぐされております。
逃げたい。